知床岬
国立公園の特別保護区に指定され、動力船での上陸ができないため実質的には立入禁止となっている知床岬。岬の突端には海岸段丘が続き、断崖の上はテラスの草原と化していますが、短い夏の時期だけ、高山植物が咲き誇るという原始境です。…
国立公園の特別保護区に指定され、動力船での上陸ができないため実質的には立入禁止となっている知床岬。岬の突端には海岸段丘が続き、断崖の上はテラスの草原と化していますが、短い夏の時期だけ、高山植物が咲き誇るという原始境です。…
流氷が到達する世界南限の海域で、春先に流氷底部の植物性プランクトンが、巨大なプール(根室海峡)で爆発的に増殖。それを起点にした知床の生態系というのが、世界遺産登録の理由。というわけで、知床半島周辺の海域も世界遺産に登録の…
ウトロと羅臼を結ぶ国道334号(知床横断道路)は、例年11月上旬から4月下旬まで冬期全面通行止めとなります。羅臼側では熊の湯露天風呂の駐車場前にゲートがあり、冬期間はそこから先が通行止めとなっています。 冬期閉鎖中の知床…
ウニには長い棘をもつ「ムラサキウニ(北海道に棲むのはキタムラサキウニ)」とタワシのような「バフンウニ(正しくはエゾバフンウニ)」の2種類がありますが、浜値が高く珍重されるのはバフンウニ。 知床羅臼で獲れるのはエゾバフンウ…
羅臼町に飛仁帯(とびにたい=現在の羅臼町海岸町)という場所があります。《トペ・ニ・タイ(tope・ni・tay)=イタヤカエデの集まる森》というアイヌ語由来の地名ですが実は、この地名歴史学にとっては実に有名な地名になって…
知床半島というと「地の果て」イメージのPRによって、「秘境」「人跡未踏」などのイメージが強いのですが、実はこのイメージは近年つくられたもの(詳しくはシリエトクは「地の果て」でない?を参照) 知床半島は北海道、いえいえ日本…
国道334号のうち、ウトロと羅臼を結び、世界自然遺産・知床に登録される山岳部分を山越えする道路が「知床横断道路」。例年11月上旬から4月下旬まで冬季通行止め(釧路開発建設部)となります。熊の湯露天風呂のある羅臼町湯ノ沢地…
急峻な知床半島には海に直接落ちる滝を含め数多くの滝があります。ウトロ側ではオシンコシンの滝、カムイワッカ湯の滝が有名ですが、羅臼側ではいちばんの巨瀑が熊越の滝です。
羅臼港を起点に根室海峡のホエールウォッチングの船が出ています。8月〜9月なら8割〜9割くらいの確立でマッコウクジラに遭遇できるといわれています。 では、観光船はどうやってクジラを探しているのでしょう? TOPの画像はアル…
世界遺産知床を目ざして、知床半島にやって来る旅人にはいろんな人がいます。取材中に出会った旅人のなかでも、ちょっぴり異色の人が、Sさん。 本名は伏せさせて頂き、便宜的に「猫山」さんと呼ばせて頂きます。 その「猫山」さん、知…
根室支庁の観光担当者が「ここから眺めると羅臼町の地形がよくわかります」と以前話していたのが、峯浜パーキングです。 場所は、知床半島の東側、羅臼町の南の入口、峯浜地区です。知床半島の根元の部分に聳える海別岳(うなべつだけ)…
岐阜県飛騨地方の一位一刀彫(いちいいっとうぼり)で名高いイチイの木。緻密で狂いが生じにくく加工しやすい、光沢があって美しいことから様々に加工されてきました。アイヌ語ではクネニ(ku・ne・ni)=弓・になる・木。アイヌは…
陸(おか)からマッコウクジラの潮吹きを視認できる場所は、世界的に見てもレア。 というのも歯のある動物では世界最大というマッコウクジラは、その生涯の3分の2を深海で過ごし、2000mは潜るから。 つまり、「陸地近くに深海が…
正月を過ぎると沖縄で開花が始まる日本列島の桜。 「桜前線北上中」なんて言葉がありますが、その北上した桜前線の「最後の最後」が世界遺産に登録される知床羅臼の山中です。
旅行雑誌や旅行代理店のパンフレットに「シリエトク、大地の果てるところ」などというかっこいいフレーズが並んでいます。 実は、これは、ウソといったら驚かれるでしょうか。
まずは「羅臼の宿まるみ」のご主人・湊謙一さんにご登場いただこう。 なぜなら、この企画、湊さんの強い要望で始まったものなのだから。 まずは、湊さんの次なる言葉から。
東に行くと夜明が早いのはなんとなく理解できます。太陽が昇る方向に近い場所なんだから。 じゃあ、日没も早いかといえばそうじゃないようで・・。
「知床に行くのですが気候がよくわかりません」という質問をよく耳にします。 さらに、Facebookなどに「北海道にバイクで行きます。服装は?」なんて書き込もうものなら、いろんな意見がオンパレード。 多くは「涼しい北海道と…