温泉達人のイチオシ共同湯は「熊の湯露天風呂」

知床には数多くのワイルドな露天風呂があります。代表的なものだけでもウトロ側でカムイワッカ露天風呂、夕陽台の湯(ウトロの高台にあります)、地の涯露天風呂(岩尾別温泉ホテル地の涯近くの森のなかの露天風呂)、羅臼側で熊の湯露天風呂、相泊温泉(海岸に小屋掛け)、セセキ温泉(施設なしの海中温泉)と6ヶ所もあるのです。

温泉ソムリエ・飯出&板倉が選ぶ1位は「熊の湯露天風呂」

温泉達人で『秘湯ロマン』(テレビ朝日)の監修、そして自らも出演する飯出敏夫さん、温泉ソムリエで『いきなり!黄金伝説。』にも出演の板倉あつしさんが選ぶ、「知床に行ったら、ここだけはぜひとも入りたい共同湯1位」には、羅臼町の「熊の湯露天風呂」が選ばれました。
国設羅臼野営場入口にある駐車場(国道沿い)から羅臼岳を源流とする羅臼川を橋で渡ります。
熊の湯露天風呂への橋

熊の湯露天風呂・羅臼川

羅臼漁港や道の駅のある羅臼市街・中心部から車で10分弱走っただけなのに、まさに原生林のなか。橋から眺める羅臼川のながれもなかなかのものです。この橋の上で思わず記念写真という人が多いのも頷けます。
車を駐車場に入れた時から硫黄臭が漂い、温泉ムードが漂います。

共同湯といっても内湯はありません。簡素な男女別の脱衣所と、男女別の露天風呂があるのみ。女性用の湯船はしっかりと目隠しがされているので安心して入浴できます。
地元の愛好会の人々が管理する共同湯で、感心するほど清掃が行き届いています。
「すぐ脇にある含硫黄-ナトリウム-塩化物泉の源泉を掛け流しにしたもので、周囲を原生林に囲まれ、渓流のせせらぎを耳にするという羅臼らしい露天風呂です」(板倉あつしさん)
「お湯はちょっと熱め。以前はだまって水を足すと地元の漁師に叱られたと言うけど、今では『熱かったら薄めていいよ、そこのホースで薄めな』なんて優しいソフトタッチの漁師が増えましたね。そんな地元の人とのコミュニケーションも楽しめるし、温泉の効き目なら熊の湯がいちばんでしょう」(飯出敏夫さん)

熊の湯・脱衣所

「十箇条の心得」を読んでから入浴を

湯船の脇に簡単な脱衣所はありますが、貴重品は車に置いておくのが無難でしょう。
最後に、地元の人からのアドバイスを。
「湯温は、夏場で41℃~43℃、冬場で43℃~44℃とかなり熱め。しかし黙って薄めようものなら、地元の人の雷が落ちかねませんからご注意を。
しかし漁師町・羅臼の人は、礼儀を守れば、誰もが人情深く、気さくです。北の荒海に命をかけて漁に出る人々とぜひ裸のつきあいを。
入浴前に脱衣所にある「十箇条の心得」をよく読むように!」(羅臼清掃社社長・石橋謙治さん)
熊の湯入浴十ヶ条

熊の湯露天風呂

 

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