チャーガ湯も楽しめる「羅臼の宿まるみ」(まるみ温泉)

夕日が眺められるウトロ(知床半島西側)、朝日を拝む羅臼(知床半島東側)と半島の両サイドで朝日と夕日の両方を楽しむことができるという世界遺産・知床。宿泊すれば「入浴は日の出からOK」というのが「羅臼の宿まるみ」です。

写真の通り、根室海峡の波打ち際に建ち、新館2階に男女別の大浴場があるので、ここから日の出が眺められるという仕組み。

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半露天の方にはご主人の湊謙一さんが掘り当てたという自家源泉(まるみ温泉)の源泉浴槽と、加熱浴槽があります。
「源泉浴槽があるのがポイント。温泉好きにはこれがうれしいんです。冷泉なので冷たく感じるかも知れませんが、ぜひ源泉浴槽に入浴していただきたい」と温泉ソムリエの飯出敏夫さん、板倉あつしさんは声を揃えます。 横には加温した温泉浴槽もあるので、源泉浴槽に入った後はこちらで、身体を温めることができます。

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実はこの風呂、現在は窓が付けられています。羅臼は夏の最高気温が20度を上回ることがないという「夏の平地に限れば日本一のクールゾーン」。
「お客さんが寒い寒いっていうので窓を付けたんです」(主人の湊さん)と苦笑いする。それでも日の出タイムや、夜の漁り火タイム(秋には日本中からイカ釣り漁船が根室海峡に集結します)には窓を開けて観賞することもOK!

国後島(くなしりとう=北方領土)から昇る日の出は感動的で、「羅臼の宿まるみ」でしか味わえない体験です。
内湯は、なんと豪華なチャーガ湯。チャーガとはカバノアナタケのこと。白樺に寄生するサルノコシカケのことで、ロシアでは癌に効くとして珍重されています。
 
白樺の樹液が身体にいいなら、それが濃縮されたようなサルノコシカケならもっといいのでは、ということでソ連アカデミーV.L.コマロフ記念植物研究所などで研究されてきました。旧ソ連時代のノーベル賞作家ソルジェニーツィンの小説『ガン病棟』にも「チャガ」として登場しています。
 
日本エイズ学会でも、水溶性リグニンの一種にエイズウイルスへの作用があることが確認されています。
知床にもチャーガはあるのですが、「北海道のチャーガは取り尽くされてしまい、今は幻」(湊さん)とのこと。

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そんな幻のチャーガをお風呂に入れているのですから、驚き。また2階の風呂へと上がる1階部分エレベーター前の冷蔵庫には飲用のチャーガも置いてあり自由に飲むことができます。
地元の人は浴用で「アトピーに効く」というので評判です。飲むと「酔わなくなるくらい肝臓にはいい」(湊さん)なので、チャーガとお酒の飲み過ぎにご注意を(慣れない人が量を飲むと下すことがあるのでご注意を)。
羅臼の宿まるみは、日中なら日帰り入浴も可能ですが、混雑時など対応できないケースもあるので、事前に電話(TEL0153-88-1313)で確認をおすすめします。

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